◆お知らせ◆
訪問美容のデモンストレーション2018.6.24@橋北地区文化祭
今週の日曜日、6月24日。
飯田浜井場小学校で、開催される飯田市の橋北地区の文化祭で、
「訪問美容のデモンストレーション」をさせていただきます。
訪問美容をご存じでない、一般の皆様に、
「訪問美容」とは何か? 知っていただけるきっかになれれば・・・
幸いです。
今回は、ネールとメイクのメニューに絞って、ご提供させていただきます。
無料。一般のお客様も、ご体験いただけます。
詳しくは、こちら ⇒ What is 訪問美容?
当サイトオリジナル企画 LLP藤田理事長インタビュー 連載開始
<スズキ美容室訪問サービス.com 完全オリジナル企画>
インタビュー藤田巌 LLP全国訪問理美容協会理事長
「2018春 今、訪問美容の新たな過渡期に…」
スズキ美容室2016年・大人の新年会では、ご参加いただいた多くのお客様方と、宴を共にしていただき、
「スズキ美容室訪問サービス」の立ち上げの立会人として、基調スピーチをしていただきました、
LLP全国訪問理美容協会の藤田巌理事長に、当サイトの独占インタビューに登場していただきました。
インタビューTOP頁 ⇒ 「What is 訪問美容?」
☐ 現在、首都圏でのシニア層への訪問美容の需要拡大を背景に、「訪問美容」についてのニュース配信が増えています。
しかし、その中には、訪問美容についての基本的な知識や、現状認識に「?」と思わざるをえない内容の情報があったりします。
訪問美容に関しては、その全体像を見渡し、把握している専門家が、まだまだ少ない、という現実がこんなところからも窺えます。
☐ サロンで活躍中の美容師の先生方でも、ご自分のお客様が、訪問美容の対象となられて、
初めて「訪問美容」に関心をもたれた・・という方が大多数。といった現状のようです。
そんななかで、
藤田理事長は、訪問美容について、その根拠となる法律知識から始まり、訪問美容マーケット、さらにはその実務の細部に至るまでに精通した、
この道のエキスパートであり、訪問美容の「ひとりシンクタンク」とでも形容するのにふさわしい存在です。
◆ 今回のインタビューは、
もともと、わたしたちの訪問美容チームのための研究資料として、
藤田理事長にお願いをして、企画・制作させていただいたものですが、
藤田理事長のお話しを、直接聞きたいと思っていたけれど、
そんな機会がなかなか作れずにいた・・・という地方のLLP会員の同志の皆様、
全国の訪問美容に携わる同業者の皆様、
介護業界、医療業界の関係者様、
訪問美容をご利用の要介護のご家族様がいらっしゃる皆様、
そして、当店のお客様方にも、
少しでもお役立ていただければ・・・との思いから、
このようなインタビュー形式にまとめて、公開させていただきました。
( 専門性の高い内容、いわゆる業界ネタを多く含んでいます。
ご関心のあるコンテンツを選んで、ご覧いただければ、幸いです。)
インタビューTOP頁 ⇒ 「What is 訪問美容?」
飯田・下伊那地域の「訪問美容の補助制度」のご案内
当店の訪問美容の出張範囲内となる、
飯田・下伊那地域の各市町村の「訪問美容補助制度」の有無につきまして、
それぞれの自治体に、確認をさせていただきました。
その結果の概略を以下にまとめて記させていただきます。
(この内容は、2018(平成30)年3月現在のものになります。)
◆飯田市◆ 補助制度あり ⇒ 当店でのご利用 〇
<対象> ①要介護の在宅の高齢者 ②一定基準の障害者⇒平成28年をもって終了 ※1
<提供者の制限> 飯田・下伊那地域に営業所がある美容室
◆高森町◆ 補助制度なし
◆松川町◆ 補助制度なし
◆喬木村◆ 補助制度あり ⇒ 当店でのご利用 ✖
<対象> ①要介護の在宅の高齢者 ②一定基準の障害者
<提供者の制限> 村内に店舗がある美容室
◆阿智村◆ 補助制度あり ⇒ 当店でのご利用 ✖
<対象> ①要介護の在宅の高齢者 ②一定基準の障害者
<提供者の制限> 村内で営業している美容室
◆豊丘村◆ 補助制度あり ⇒ 当店でのご利用 〇
<対象> ①要介護の在宅の高齢者
<提供者の制限> 地域的制限はない
最初に、
◆ 当店からの問い合わせに、丁寧なご回答をいただきました各自治体の担当者様にお礼申し上げます。
◆ これらの制度は、臨機応変に変更がなされている模様ですので、今後も、制度の変更などの情報があれば、随時、ご案内させていただきます。
◆ 当店の訪問サービスの際にご利用いただけます、「飯田市」と「豊丘村」の補助制度については、追って、詳細をお伝えいたします。
<訪問美容補助制度の 「提供事業者の地域制限」につきましては、>
● 当美容室(飯田市・馬場町)に、飯田市内のみならず、上記の町村からも、それぞれ、少なくとも複数名のお客様が、永年にわたってご来店いただいています現実から。
● また、飯田下伊那地域が、同一商圏、経済圏であり、
● 美容をはじめとする生活衛生業の行政区分(飯田保健所の管轄地域)も「飯田・下伊那」でることからも、
● かかりつけ美容室制度推奨(飯田保健所+飯伊美容業生活衛生同業組合による)の観点から、そして、「消費者利益」の観点からも、
各自治体の担当者様には、今後、「寛大な設定」へのご理解を頂けますよう、お願い申し上げます。
※1. 飯田市の障害者のお客様対象の訪問美容補助制度は、
利用件数の実績が僅少のために廃止されました。
これは、折角の制度も、ご利用者様に、まず、知っていただき、ご利用いただかないと意味を失ってしまうという残念な結果です。
現在ある要介護の高齢者様への補助制度も、さらに、認知度を広げ、多くのお客様にご利用いただけるように努めていかなくてはと感じました。
飯田市の新「訪問美容のサービス券」制度について
◆飯田市の訪問美容の補助券(サービス券)の申請を、美容室が代行して行うことが可能になりました。
もう、お客様が、煩雑なサービス券の申請手続きをする必要がなくなりました。
訪問美容サービス券の申請は、かかりつけの美容室にお任せください!
<飯田市に在住のお客様への訪問美容の補助制度について、お伝えします。>
以前から飯田市では、外出困難な要介護のお客様への訪問美容への「補助券」制度が設けられていましたが、
申請手続きの手間や、補助対象者の条件が複雑で、現実にご利用いただけるお客様は限られていました。
が、現在、その手続きを私ども美容室が代行させていただくことが可能になり、
お客様の利便性が大幅に向上しています。
★ これを機に、この制度をより多くの皆様に知っていただき、
わたくしどもの訪問美容を、あらためてご検討いただければ幸いです
◆飯田市「訪問美容サービス利用券」制度 の概要◆
①対象 飯田市在住で、要介護3以上の認定をうけているいる在宅介護のお客様
※ 「制度の趣旨から、家族介護を受けている方が対象」ということです。
また、「在宅」の定義については、依然として、明文化されていませんので、
補助の対象か否かの判定は、お客様ごとに市役所の担当窓口での確認が必要と思われます。」
②補助内容 1回の出張美容につき、1000円の美容補助券が年間に6枚支給されます。
③補助券が使用できる業者 飯田下伊那に営業所を持つ美容室
③手続き お客様からのご依頼をいただけば、当店が申請手続きを代行いたします。お客様の手を煩わせことはありません。
(ご家族様が申請することも当然可能です。市役所の担当窓口は「長寿支援係」になります。)
④注意事項 お客様の要介護度が、2以下に改善、認定された場合は、支給済みの美容補助券のご利用はできません。
⑤その他の特典 訪問美容の補助券の申請手続きと同時に、「家庭介護者疲労回復事業」の対象者の申請をすることができます。
これは、要介護のご家族を介護をされている方への特典として、「マッサージ券」もしくは「温泉入浴券」が支給される制度です。
※「訪問美容の補助券」制度は、飯田市の家庭介護者を慰労するための事業の一環であるというご説明を
飯田市の担当窓口よりいただきました。
南信州新聞・投稿記事「飯伊地区の訪問美容の普及には、「かかりつけ美容室」制度の浸透が重要」
2017年の南信州新聞の新春号に、
当店のマネージャーの投稿を掲載していただいています。
お客様、お客様のご家族様、介護に携わる方々、同業の美容室の先生方にも、ご一読いただきたいテーマです。
※関連項目 ⑥「代表から皆様へ」 も、併せてご覧ください。
◆南信州新聞 1月1日号 より、
「全国的な「訪問美容」推進プロジェクト開始から2年。
お客様のもとに「訪問美容」は届いていますか?」
◆超高齢化社会に突入したいま、
「要介護状態での生活」は、貴女にとっても、他人事とは言えません。
皆さんは、ご自身が、将来、要介護認定をうけた時のこと考えられたことがありますか?
その時、貴女は、どんな生活を送りたいと希望しますか?
ご家族が、現在、要介護の生活をされている場合や、介護のご経験をお持ちの皆様は、
身近な問題として、イメージが湧くのではないでしょうか。
貴女が仮に外出が困難な状態になり、介護施設に入居された場合でも、
いつまでも自分らしく綺麗でいたいと思われるのが、女性の本心ではないでしょうか。
いままで私たち美容室は、そんなお客さま方の声にならない声にしっかりと応えてきたといえるでしょうか。
答えは、決してイエスとは言えません。
そんな状況を見るに見かねてか?
厚労省の主導で始まった「訪問美容」推進プロジェクトも開始から、早や2年。
内閣府による「訪問美容」の規制緩和の後押しもありました。
が、果たして、その進捗状況はいかがなものなのでしょうか…
私たちの美容室は、少しずつではありますが、ご高齢のお客様への新しい「訪問美容」の形を模索してきました。
かつては、
「要介護のお客様への対応の仕方がわかない」、
「お客様が入られた施設への訪問の手続きがわからない」、
「お客様は、要介護になられた姿を誰にも見せたくないに違いない…」などと、
勝手に、消極的な結論を出していたことを、いま、私たちは、猛省しています。
なぜなら、訪問先で再会させていただくお客さまは、皆さま、馴染みの美容師の訪問を心から喜んでくださるからです。
◆介護の世界は、急激なスピードで進化しています。
そしていま、時を同じくして、介護の現場では、
「ノーマライゼーション」、「生活の質」、「高齢者の人権尊重」
などという理念が掲げられ、要介護以前と変わらない普通の生活を維持するように努めることの重要性が謳われています。
私たち美容室も、
「おばあちゃん、要介護になったんだから、お髪は散髪でいいでしょ・・」
などとは、もう、言わせたくはありません。
◆「かかりつけ美容室」という、シンプルで優れた制度
「自分のお店に通っていただいたお客様が、ご来店が困難になったとき、今度は、自分たちが出向かせていただくことが当然の心意気。」
と、もう10年以上も前に訪問美容の真髄を私に熱く語ってくださったのは、この道で三代続く、西日本(大分県)の「訪問美容のパイオニア」の先生。
この理念は、首都圏や大都市とは違う・・・「お客さま」も「美容師」もお互いの顔が見えている・・・
地方の介護環境下での訪問美容にぴったりマッチしていると私は思います。
そして、この理念を実現するためには、まず、「かかりつけの美容室」がスムーズに
要介護のお客様にサービスを提供できるような土台づくりが必要となります。
が、飯田・下伊那地区では、すでに「飯田保健所」のご指導の下、
「美容組合」(美容業生活衛生同業組合)によってそのルール作りがなされているのです。
しかし、それをご存じのお客様がどれほどいらっしゃいますでしょうか。
その制度とは、
「要介護になられたお客様が、入所先の高齢者施設、医療施設や、通所先のデイサービス、ショートステイから、美容組合加入の「かかりつけ」または「ご指名」の美容室に、自由に、出張依頼をしていただくことができる。」
というものです。
この制度が、多くの要介護のお客様、ご家族様に広く認知され、地域にしっかりと根付くことが、
当地の訪問美容の発達の第一歩になることに間違いありません。
◆伝統的に福祉に対しての理解が深いといわれる飯田・下伊那地域で、
「訪問美容」(福祉美容)の普及が阻害されている「なぜ」?
飯田・下伊那地区は、地域独自の高齢者介護政策により、小規模なユニットケアが実現しています。
大都市圏では実現がむずかしいとされる、脱・マスプロ(大量生産型)介護の理想が具現化されている特別な地域であり、
ご利用者様にとっては、間違いなく介護環境に恵まれた地域です。
しかしその一方で、「訪問美容」の発達の遅れは、残念ながら、誰の目にも明らかです。
私たち、当地の美容業界に身を置く者の一員としては、
いまこそ、その遅れを取り戻して余りある、この地域に相応しい訪問美容のサービスを提供することが、永年ご支持を頂いてきた当地のお客様への最大の酬いとなるのではないでしょうか。
美容室のお客様、介護に携わっていらっしゃる皆様、介護施設の関係者様、医療介護施設の関係者様、医療施設の関係者様に広くご理解、ご一考いただきたいテーマとして、今回、投稿させていただきました。
◆「LLP全国訪問理美容協会」長野支部として、
「訪問美容」(福祉美容)をより多くのお客様に知っていただくための活動を・・・
当店が加盟しています「LLP全国訪問理美容協会」では、新たに長野支部を設立いたしました。
「美容組合」の皆様はじめ、志を同じくする同業の皆様と連携して、ご利用者様の笑顔に繋がる、消費者本位の「訪問美容」の普及を。
それに加えて、特に高度な美容サービスの提供と地域の訪問理美容のスキルアップに貢献させていただく所存です。
◆投稿◆ 鈴木彰
「スズキ美容室訪問サービス」および「スズキ美容室(飯田市馬場町)」
マネージャー ( LLP全国訪問理美容協会加盟 / 美容業生活衛生同業組合加盟店 )
※新聞原稿に一部修正・加筆しています。