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1963年創業「スズキ美容室」(飯田市) 運営の訪問美容

◆お知らせ◆

2017
01 / 29
00:32

南信州新聞・投稿記事「飯伊地区の訪問美容の普及には、「かかりつけ美容室」制度の浸透が重要」

2017年の南信州新聞の新春号に、

当店のマネージャーの投稿を掲載していただいています。

お客様、お客様のご家族様、介護に携わる方々、同業の美容室の先生方にも、ご一読いただきたいテーマです。

 

※関連項目  「代表から皆様へ」 も、併せてご覧ください。

 

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南信州新聞 1月1日号 より、

 

「全国的な「訪問美容」推進プロジェクト開始から2年。

お客様のもとに「訪問美容」は届いていますか?」

 

 ◆超高齢化社会に突入したいま、

「要介護状態での生活」は、貴女にとっても、他人事とは言えません。

 

皆さんは、ご自身が、将来、要介護認定をうけた時のこと考えられたことがありますか?

その時、貴女は、どんな生活を送りたいと希望しますか?

ご家族が、現在、要介護の生活をされている場合や、介護のご経験をお持ちの皆様は、

身近な問題として、イメージが湧くのではないでしょうか。

 

貴女が仮に外出が困難な状態になり、介護施設に入居された場合でも、

いつまでも自分らしく綺麗でいたいと思われるのが、女性の本心ではないでしょうか。

 

いままで私たち美容室は、そんなお客さま方の声にならない声にしっかりと応えてきたといえるでしょうか。

答えは、決してイエスとは言えません。

 

そんな状況を見るに見かねてか? 

厚労省の主導で始まった「訪問美容」推進プロジェクトも開始から、早や2年。

内閣府による「訪問美容」の規制緩和の後押しもありました。

が、果たして、その進捗状況はいかがなものなのでしょうか…

私たちの美容室は、少しずつではありますが、ご高齢のお客様への新しい「訪問美容」の形を模索してきました。

 

かつては、

「要介護のお客様への対応の仕方がわかない」、

「お客様が入られた施設への訪問の手続きがわからない」、

「お客様は、要介護になられた姿を誰にも見せたくないに違いない…」などと、

勝手に、消極的な結論を出していたことを、いま、私たちは、猛省しています。

 

なぜなら、訪問先で再会させていただくお客さまは、皆さま、馴染みの美容師の訪問を心から喜んでくださるからです。

 

介護の世界は、急激なスピードで進化しています。

 

 そしていま、時を同じくして、介護の現場では、

「ノーマライゼーション」、「生活の質」、「高齢者の人権尊重」

などという理念が掲げられ、要介護以前と変わらない普通の生活を維持するように努めることの重要性が謳われています。

 

私たち美容室も、

「おばあちゃん、要介護になったんだから、お髪は散髪でいいでしょ・・」

などとは、もう、言わせたくはありません。

 

◆「かかりつけ美容室」という、シンプルで優れた制度

 

「自分のお店に通っていただいたお客様が、ご来店が困難になったとき、今度は、自分たちが出向かせていただくことが当然の心意気。」

と、もう10年以上も前に訪問美容の真髄を私に熱く語ってくださったのは、この道で三代続く、西日本(大分県)の「訪問美容のパイオニア」の先生。

 

この理念は、首都圏や大都市とは違う・・・「お客さま」も「美容師」もお互いの顔が見えている・・・

地方の介護環境下での訪問美容にぴったりマッチしていると私は思います。

そして、この理念を実現するためには、まず、「かかりつけの美容室」がスムーズに

要介護のお客様にサービスを提供できるような土台づくりが必要となります。

 

が、飯田・下伊那地区では、すでに「飯田保健所」のご指導の下、

「美容組合」(美容業生活衛生同業組合)によってそのルール作りがなされているのです。

しかし、それをご存じのお客様がどれほどいらっしゃいますでしょうか。

 

その制度とは、

「要介護になられたお客様が、入所先の高齢者施設、医療施設や、通所先のデイサービス、ショートステイから、美容組合加入の「かかりつけ」または「ご指名」の美容室に、自由に、出張依頼をしていただくことができる。」

というものです。

 

この制度が、多くの要介護のお客様、ご家族様に広く認知され、地域にしっかりと根付くことが、

当地の訪問美容の発達の第一歩になることに間違いありません。

 

◆伝統的に福祉に対しての理解が深いといわれる飯田・下伊那地域で、

「訪問美容」(福祉美容)の普及が阻害されている「なぜ」?

 

飯田・下伊那地区は、地域独自の高齢者介護政策により、小規模なユニットケアが実現しています。

大都市圏では実現がむずかしいとされる、脱・マスプロ(大量生産型)介護の理想が具現化されている特別な地域であり、

ご利用者様にとっては、間違いなく介護環境に恵まれた地域です。

しかしその一方で、「訪問美容」の発達の遅れは、残念ながら、誰の目にも明らかです。

 

私たち、当地の美容業界に身を置く者の一員としては、

いまこそ、その遅れを取り戻して余りある、この地域に相応しい訪問美容のサービスを提供することが、永年ご支持を頂いてきた当地のお客様への最大の酬いとなるのではないでしょうか。

 

美容室のお客様、介護に携わっていらっしゃる皆様、介護施設の関係者様、医療介護施設の関係者様、医療施設の関係者様に広くご理解、ご一考いただきたいテーマとして、今回、投稿させていただきました。

 

LLP全国訪問理美容協会」長野支部として、

「訪問美容」(福祉美容)をより多くのお客様に知っていただくための活動を・・・

 

当店が加盟しています「LLP全国訪問理美容協会」では、新たに長野支部を設立いたしました。

「美容組合」の皆様はじめ、志を同じくする同業の皆様と連携して、ご利用者様の笑顔に繋がる、消費者本位の「訪問美容」の普及を。

それに加えて、特に高度な美容サービスの提供と地域の訪問理美容のスキルアップに貢献させていただく所存です。

 

 

◆投稿◆ 鈴木彰

「スズキ美容室訪問サービス」および「スズキ美容室(飯田市馬場町)

マネージャー ( LLP全国訪問理美容協会加盟 / 美容業生活衛生同業組合加盟店 )

※新聞原稿に一部修正・加筆しています。

 

 

 

 

 

 

2017
01 / 01
00:04

新サービス「訪問美容にできること」① 離れていても

2017年1月1日 の新聞広告(南信州新聞様に掲載)より、

 

 ◆ 訪問美容 「離れていても」 プラン

 201711訪問美容にできること.jpg

◆ 訪問美容「離れていても」プラン は、

訪問美容のご料金以外のご利用料金は、発生いたしません。

 

要介護のご家族様と、離れて暮らすご家族様との 絆をつなぐ お手伝いとして、

当店の付帯サービスをご利用ください。

 

介護度の高いお客様のベッドカットでも、お承り可能です。

 

◇お手続きは、美容に関する「業務委託」の文書を、

ご家族様(または、後見人様)と、当店で取り交わしていただくだけで結構です。

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